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アジサイの剪定時期と方法|翌年も花を咲かせる切り方のコツ

2026 6/04
夏の植物
2026年6月4日

アジサイ は、梅雨に鮮やかな花を咲かせ、人々の心を和ませる落葉低木です。公園や庭木として親しまれていますが、適切な剪定で毎年美しい花を咲かせ、樹形も整えられます。

今回はアジサイの剪定時期と剪定方法をご紹介します。

 
目次

アジサイの剪定に適した時期

アジサイの剪定は、花後すぐの7月上旬〜8月頃と、休眠期の12月〜2月頃が適しています。

・花後(7月上旬〜8月頃)の剪定

この時期は翌年の花芽がまだ形成されていないため、剪定しても花付きへの影響が少ないです。

伸びすぎた枝や乱れた樹形を整え、株をコンパクトに保ちましょう。

新芽の成長を促し、翌年の花付きを良くする準備ができます。

・休眠期(12月〜2月頃)の剪定

木が休眠している冬の間は、剪定によるダメージが少なく安全です。

枯れた枝や混み合った枝を取り除き、風通しと日当たりを改善します。

ただし、この時期の強剪定は花芽を切り落とす恐れがあるため、軽めの剪定が理想的です。

項目7月上旬〜8月(花後)12月〜2月(休眠期)
剪定の目的翌年の花芽を温存し、樹形を整える枝の整理・風通し改善
主な作業内容軽剪定・形調整枯れ枝・混み枝の除去
花付きへの影響ほぼ影響なし(◎)注意が必要(◯)
特記事項翌年も花を楽しみたい方におすすめ強剪定は避け、軽めの整理が◎
 

アジサイに剪定は必要?

2. アジサイに剪定は必要?
ヤマアジサイ

アジサイは比較的生長が早く、放っておくと枝が伸びすぎて樹形が乱れ、モッサリとした印象になります。
人の背丈を超える大木になることもあり、管理が難しい場合も。

庭木として育てるなら、1〜1.5メートル程度に抑えるのが理想的です。
剪定をすれば、病害虫のチェックや日常の手入れも楽になります。

適切な剪定は、枝の混み合いを防ぎ、風通しや日当たりを良くします。
これにより、内部の枝葉が枯れたり、病害虫が発生したりするのを防げます。

剪定で樹高を適度に抑えれば管理がしやすくなり、木の健康を長く保てます。

さらに、花後の剪定は翌年の花芽形成を促し、毎年美しい花を楽しめることにもつながります。

 

アジサイの剪定に必要な道具

ハナミズキの剪定に必要な道具

アジサイの剪定には、以下の道具が必要です。

  • 剪定ばさみ:細かい枝を切るために用います。太い枝の手入れでなければ剪定ばさみで十分です。
  • 園芸用手袋(軍手もOK):葉裏に潜む害虫や飛び出した枝から手を保護するために使用します。
  • 防護メガネ:目上の手入れは剪定枝の落下、裁断時の細かな塵などから目を保護するために着用します。

《 あると便利な道具 》

  • 刈込ばさみ:広範囲の枝葉の切り落としや木の形を整えるために使用します。
  • 高枝切ばさみ:3m以上の金木犀の剪定に便利です。
  • ノコギリ:太い枝を切る場合は必要です。
  • ビニールシートや新聞紙:剪定後の枝葉を集めやすくするために敷きます。
  • ゴミ袋:剪定後の枝葉をすぐに片付けるために使用します。
  • ちりとりやほうき:剪定後の掃除をスムーズに行えます。
  • 消毒液:道具を清潔に保つために使います。
  • 癒合剤:切り口に塗ることで病気の予防になります。
  • 脚立:自分の身長より高いアジサイの剪定を行う際に必須です。

《脚立を使用する際の注意点》
脚立を使用する際は必ず平らで固い安定した足場を確保したうえで、脚立の取り扱い説明書を確認したうえで、脚立が倒れないよう十分に注意しましょう。

慣れていない作業は大きな怪我につながる可能性が高いため、少しでも不安を感じる場合は自身で作業を行わず、業者へ依頼することをおすすめします。

 

アジサイの剪定方法

4. アジサイの剪定方法
ヒマラヤタマアジサイ

アジサイの剪定方法は以下の手順で行います。

  • 不要な枝の除去: まずは枯れた枝、病気の枝、絡み合った枝を取り除きます。

  • 花後の剪定(7月上旬〜8月頃): 花が終わった枝の、花から2〜3節下の膨らんだ芽の上で剪定します。
    これにより、翌年の花芽形成を促します。
    株全体のバランスを見て、混み合った枝を間引く「透かし剪定」も行い、風通しと日当たりを良くしましょう。

  • 休眠期の剪定(12月〜2月頃): 株の大きさや樹形を整えるため、伸びすぎた枝や古くなった枝を根元から切り戻します。
    枯れ枝や細い枝もこの時期に整理します。
 

アジサイの剪定で切るべき枝(不要枝)の切り方

アジサイの剪定で切るべき枝(不要枝)の切り方

アジサイの健康と美しい樹形、花付きを維持するには、以下の「不要枝」を剪定することが重要です。

  1. 【樹形を乱す枝】
    • 立ち枝:真上に勢いよく伸び、全体のバランスを崩す枝。
    • 下がり枝(垂れ枝):下向きに伸び、見た目や風通しを悪くする枝。
    • 徒長枝(細く長く伸びた枝):風に弱く、害虫の温床になりやすい枝。
    • 車枝:一点から放射状に出る枝で、混み合いやすく通気性を悪化させます。

  2. 【枝同士が混み合う枝】
    • からみ枝:枝同士が絡まり、風通しや日照を妨げる枝。
    • 交差枝:別の枝と交差してこすれ合う枝。
    • 混み枝:密集している枝全般で、透かし剪定の対象です。

  3. 【方向の悪い枝】
    • ふところ枝(内向き枝):木の中心に向かって伸び、蒸れやすくなる枝。

  4. 【不健全な枝(病気・枯死)】
    • 枯れ枝:水分がなく折れやすい枝で、病害虫の温床になりがちです。
 

アジサイを剪定する際のコツ

アジサイを剪定するときのコツは以下の通りです。

  • 花後すぐの剪定を心がける: アジサイの花芽は夏から秋にかけて形成されるため、花が終わったらできるだけ早く剪定し、翌年の花付きを確保しましょう。
    遅れると花芽を切り落とす可能性があります。
  • 花が咲かなかった枝は剪定しない:翌年の花芽がすでに形成されている可能性があるので、切ると花が咲かなくなることがあります。
  • 新芽の上で切る: 剪定する際は、葉の付け根にある新芽のすぐ上で切りましょう。
    これにより、新芽が健康に育ちやすくなります。
  • 深く切りすぎない: 特に休眠期の剪定では、花芽がある可能性のある枝を深く切ると、翌年の花付きに大きく影響します。
    樹形を整える範囲に留め、不要な枝を中心に剪定しましょう。
 

アジサイを剪定するときの注意点

7. アジサイを剪定するときの注意点

アジサイを剪定するときの注意点は以下の通りです。

  • 適切な時期を守る: 剪定は花後の7月上旬〜8月頃か、休眠期の12月〜2月頃が理想的です。
    特に夏の剪定は花芽形成前に行うのが重要です。
  • 花芽を切り落とさない: 一般的な旧枝咲きのアジサイは前年の枝に花芽がつきます。
    そのため、深い剪定や遅い剪定は翌年の花を減らす原因になります。
  • 水やりと肥料の調整: 剪定直後も通常通り水やりを行い、乾燥させないようにしましょう。
    アジサイは肥料を好むので、花後にお礼肥として緩効性肥料を与えると良いです。
  • 消毒を徹底する: 剪定ばさみは消毒してから使い、病気の伝播を防ぎ、木の健康を守りましょう。
  • 癒合剤を塗る: 太い枝を切った場合は、切り口からの病原菌侵入や乾燥を防ぐため、癒合剤を塗るのがおすすめです。

アジサイの剪定は、成長や樹形、翌年の花付きに大きく影響します。適切な剪定を心がけ、不要な枝を整理して風通しを良くすることで、病害虫を防ぎ、美しい樹形と豊かな花を維持できます。

 

アジサイの育て方のポイント

8. アジサイの育て方のポイント

アジサイを健康に育てるためのポイントは以下の通りです。

  • 適切な場所: 西日が強い場所は避け、朝日が当たり午後は日陰になる場所がベストです。
    適度な湿度があり、水はけの良い土壌を好みます。
  • 土質: 弱酸性の土壌を好みます。土壌のpHで花の色が変わる品種もあるので、青い花なら酸性、ピンクならアルカリ性に調整可能です。
    植え付け時に腐葉土や堆肥などを混ぜて土壌を改良すると、根張りが良くなります。
  • 肥料: 花後のお礼肥として緩効性肥料を、冬の休眠期に寒肥として有機肥料を施しましょう。
    花付きを良くするには、リン酸分の多い肥料が効果的です。
  • 水やり: アジサイは水を好みます。夏場の乾燥が続く場合や、植え付け直後、若木のうちは、土の状態を見てたっぷりと水やりを与えましょう。
    鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを与えます。
  • 病害虫対策: アジサイは比較的病害虫に強いですが、まれにアブラムシ、ハダニ、カイガラムシの被害を受けます。
    風通しが悪いと発生しやすいので、剪定で予防が重要です。病気の枝は早期に切り除き、適切に処分します。害虫は早期発見・駆除が大切です。
 

まとめ

アジサイは、梅雨に彩りを添える風情ある落葉低木です。適切な剪定で毎年美しい花を咲かせ、魅力を引き出してくれます。

アジサイの剪定は、花付きに影響することもあるため、適切な時期と方法が重要です。知識が不十分なまま枝を大きく切り落とすと、翌年の花付きが悪くなる可能性も。

アジサイ本来の姿を大切にするためにも、剪定は慎重に行い、木の健康を守りながら、その美しさを最大限に引き出しましょう。

剪定に不安がある場合や、自分で剪定して「失敗したかも!」と感じたら、専門の業者に依頼するのがおすすめです。

プロの技術を活用すれば、アジサイの健康を守りつつ、美しい樹形と豊かな花を維持できます。

よくある質問

あじさいが咲かない原因は何ですか?

主な原因は「剪定時期の遅れ」「日照不足」「肥料バランス」「寒さによる花芽障害」などです。特に秋〜冬に剪定すると、翌年の花芽を切ってしまうことがあります。

あじさいは日向と日陰、どちらが向いていますか?

半日陰〜午前中だけ日が当たる場所が適しています。強い西日が長時間当たる場所では葉焼けしやすく、逆に日陰すぎると花付きが悪くなることがあります。

あじさいの花の色はなぜ変わるのですか?

土壌の酸度(pH)が影響します。酸性の土では青系、アルカリ性に近い土では赤〜ピンク系になりやすい特徴があります。ただし、白い品種は土壌によって色が変わりません。

あじさいは鉢植えでも育てられますか?

はい、育てられます。水切れしやすいため、特に開花時期〜夏場は乾燥に注意が必要です。根詰まり防止のため、1〜2年に1回程度の植え替えもおすすめです。

あじさいはどのくらい大きくなりますか?

品種によって異なりますが、庭植えでは高さ・幅ともに1〜2mほどまで成長するものが多くあります。定期的な剪定で大きさを調整できます。

あじさいは水やりをたくさんした方がいいですか?

あじさいは水を好む植物ですが、常に土がびしょ濡れの状態はよくありません。土の表面が乾いたらたっぷり与えるのが基本です。特に鉢植えは乾燥しやすいため注意が必要です。

冨宇加ナターシャ
執筆者

冨宇加ナターシャ |植木屋革命 WEBマーケティング・編集担当
植木屋革命のWEBコンテンツ全般を担当。これまでに執筆した記事は100本を超えます。
庭いじり初心者の方にもわかりやすく、気軽に楽しめるガーデニング情報を発信中。季節ごとの植木の手入れのコツや、ちょっと珍しい野草の話題など、暮らしに寄り添う“緑のヒント”をお届けしています。
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