初心者でも簡単!キキョウの育て方「balloon flower/Chinese bellflower」

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紫色の星形がかわいらしいキキョウ。そのキキョウを育てるためのポイントやコツを解説。初心者でも失敗しない育て方や病気対策を詳しく紹介します。キキョウ育てたい方必見です。

キキョウの育て方のポイント
キキョウの美しい花を楽しむ方法
キキョウを育てる上でのトラブル対策
キキョウを楽しむためのおすすめのスポット
キキョウの花言葉
まとめ


キキョウの育て方のポイント

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キキョウの栽培方法と育て方のコツをお伝えします!キキョウの種まきの時期は4~5月頃が適期です。ポットに土を入れ、5~6粒を目安に種をまき、発芽するまで霧吹きなどで水やりをし、土が乾燥しないようにします。キキョウの発芽適温は約15℃なので、この温度に近い環境で温度管理をしてください。苗も春頃に出回ることが多いです。キョウの水やりは地植えの場合、真夏に乾くとき以外は特に必要はありません。肥料も堆肥をしっかり混ぜておけば追肥もいりません。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにし、花が咲く時期になったら液体肥料を2週間に1回ほど追肥するとよいでしょう。キキョウは日当たりと風通しの良い環境を好みます。半日以上、直射日光が当たるのが理想です。キキョウの病気と害虫の原因は主に日当たりの悪さや、葉が茂りすぎていることによるものです。対策には第一陣の花が咲き終わったら切り戻すことです。


キキョウの美しい花を楽しむ方法

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キキョウの花の咲く季節は6月から10月までで、見頃が7月から9月です。
キキョウはカットフラワーや、アレンジメントとしても人気があります。活用法は日本の伝統的な生け花はもちろんのこと、ブーケにもよく使用されます。また、ドライフラワーとしも利用できます。アイデア次第で主役にも脇役にもなる花です。ただし、キキョウはデリケートな花なので注意が必要です。


キキョウを育てる上でのトラブル対策

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キキョウの枯れてしまう原因は水切れです。キキョウは乾燥を嫌う植物ですので、水切れしないように対策してください。また、キキョウの花が咲かない理由には日照不足が考えられます。日当たりの良い場所に植えることが重要です。適切な水やりと日照管理ができていないとキキョウの株が弱ってしまう原因になるのでこれらのことに注意してください。害虫の駆除法には市販の防虫スプレーや殺虫剤が効果的ですが、アブラムには牛乳スプレーのような自然な方法を試すこともできます。


キキョウを楽しむためのおすすめのスポット

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キキョウの名所として有名な場所には、京都があげられます。京都には桔梗の名所が多く晴明神社(セイメイジンジャ)、福知山城(フクチヤマジョウ)、天得院(テントクイン)、智積院(チシャクイン)、廬山寺(ロザンジ))になどがあり、庭園は実に立派で見応えがあります。陰陽師である安倍晴明が使用している五芒星は桔梗印とも呼ばれたり、戦国武将である明智光秀も「桔梗紋」を家紋として使っていたエピソードがあります。かつて、「京都に似合う花」の中に桔梗が選ばれたこともあり、京都と桔梗は深い関りがあります。キキョウの展示会やイベントの情報は毎年5月頃発表されるのでチェックしてみましょう。


キキョウの花言葉

「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」


まとめ

キキョウは根を乾燥すると漢方になり、「桔梗湯」と呼ばれています。キキョウには咳止めや痰を出す効果があます。2歳以上のお子さまでも服用できるので、のどのはれや痛みを感じた時にお勧めですよ!韓国ではキキョウの根を塩付けやキムチなどにして食べる食文化があるそうです。鑑賞だけでなく生薬にもなる面白い花です。