せいかつ緑化計画【果実も楽しめる「ヤマボウシ」】

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「ヤマボウシ(山法師)」は、いっけん花に見える4枚の総苞(そうほう:つぼみを包む葉)を5月から7月頃に広げ、秋には葉が紅葉し、実を付ける楽しみがたくさんあるミズキ科の樹木です。花言葉は「友情」。大切なひとへ贈る記念樹・シンボルツリーとしても最適です。

 

ヤマボウシの剪定適正期とポイント

落葉樹のヤマボウシですが、生長が遅いため寒さの厳しい1月~2月中旬は避けて、紅葉した葉が散り始めた11~12月が剪定に最適な時期です。

伸長した枝葉を放置すると花付きが悪くなってしまいますので定期的に剪定しましょう。夏にできる花芽をしっかりと見極めて残しながら剪定すると、翌春にはたくさんの花付き、実つきが期待できます。

また、梅雨明けくらいから、葉の表面や新芽などが白い粉をまぶしたようになるウドンコ病が発生し始めることがあります。放っておくと樹勢が弱まり早くに落葉してしまうため、紅葉も楽しめません。病気になったら殺菌剤を散布し、病気にかかった部分を切り取って早めに対処しましょう。

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適度な水やりで健やかに生長

ヤマボウシは日当りを好み、水はけが悪い場所では過湿で根腐れを起こすことがあります。地植えだけでなく小まめにお手入れをすれば鉢植えでも楽しめますが、水やりに注意しましょう。鉢植えの場合、春~秋にかけては土が乾いたタイミングでたっぷりと水を与えることが大切です。

地植えの場合は環境に順応すると15メートルほどに生長しますが、鉢植えでは比較的簡単にサイズを抑えることができます。地植えの場合も、総苞が上を向いて開き上にいくにつれて枝が開いた樹形になるので、小さめに管理すると花も果実も楽しみやすく育ちます。

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実りも楽しめるヤマボウシ

初秋になるとヤマボウシは、前年に伸びた短い枝先に赤い果実を付けます。ただし、若木には実を付けません。その果実はあまり知られていませんが、熟したものはとても甘いです。生でも食べられますが、ジャムや果実酒にするといっそうおいしく召し上がれます。

果実を付けるためには、とくに夏場の乾燥に注意し、水をこまめにあげましょう。また、夏の強い日差しや乾燥を好まないので、植栽するときには水はけが良く、かつ保湿力のある土づくりをしたうえで植栽すると元気に生長します。すでに植えてあるものについては、根元にバークチップを敷く、下草を植えるなど乾燥を防ぐ工夫すると初秋にたくさん果実を付けてくれます。

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クイック・ガーデニングが手掛けた「ヤマボウシ」のお手入れ実績がご覧いただけます。

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