やさしい曲線美「コデマリ(小手毬)」

コデマリ

白い小さな花が20ほど集まり、丸い手毬の様な形をつくる「コデマリ(小手毬)」。弓なりに枝がしなる姿が美しいコデマリのお手入れ方法をご紹介します。

長く楽しむためのお手入れ方法

毎春、花の重みで枝が弓なりにしなるほど、たくさんの花を付けるコデマリ。日向を好む庭木ですが、極端な乾燥が苦手なので西日が長く当たる場所でなければ、半日陰程度でも育成が可能です。
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萌芽力もあり、自然仕立てでも美しいコデマリです。しかし、成長スピードも早いため、どんどん新しい枝が出て枝数を増やすため、放置すると風通しが悪くなり、病害虫被害にもかかりやすくなります。
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春に咲く花芽は秋にできます。それに加え、新しい枝に花芽を付ける性質があるので、次の年も花を楽しむためには、花後すぐの剪定がおすすめです。また、この時期にお手入れすることで、秋の紅葉姿も美しく観賞することができます。

古い枝には花が付きにくい傾向にあるコデマリ。4年に1度程度、古い枝は根元から切り取って株の若返りをさせることをおすすめします。この若返りのための剪定は、花後または、落葉樹の剪定適期である冬期でも剪定可能です。冬期に剪定する場合は、次の春の花数は減る可能性は高くなりますが、より長く楽しむため必要なお手入れです。

コデマリを楽しむ

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庭木としてだけでなく、切り花としても市販されているコデマリ。お庭で栽培されているのであれば、切り花としておうちのなかでも楽しんで欲しい庭木です。

切り取ってきたコデマリは、しっかり水揚げをしましょう。枝物なので、切り口に十字の切込みを入れると水揚げがしっかりできます。水につかる部分の葉は落とします。水は容器にあまりたっぷりと入れないことがポイント。水につかる茎の部分は少ない方がいいです。水は、清潔を保ち、2日に1回は水きりをすると長持ちします。

お庭だけでなく、おうちのなかにも花とみどりを楽しめる花木コデマリ。適切なお手入れで春の花、秋の紅葉を存分に楽しんでください。
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