せいかつ緑化計画【豊穣のシンボル「ザクロ」】

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初夏に赤い花を咲かせる落葉性の小高木「ザクロ」。9月~11月上旬にかけて収穫できる果実は、美容効果が高いビタミンやミネラルが多く含まれることでも知られ、果樹として人気があります。

ザクロの種類

ザクロは、花の観賞を目的とする品種(花ザクロ)と、実の収穫を目的とする品種(実ザクロ)に分けられます。花ザクロは、八重咲きの花を咲かせ、ふつうは結実しません。いっぽう、実ザクロは一重咲きの花を付けるものが多く、9月~11月上旬にかけて赤く丸い果実を付けます。

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特徴的な果実

ザクロの果実は、熟すと茶褐色の果皮が先端から裂けて、中から美しい赤色の実が飛び出す姿が特徴的です。生食のほか、ジュースやジャム、果実酒に加工して楽しむことができます。

ザクロは多数の種子をもつことから古来より、子孫繁栄や豊穣のシンボルとされてきました。さらに、仏教で安産・子育(こやす)の神様とされている鬼子母神(きしもじん)が持つ、魔除けの果実であることから、縁起のよい果物「吉祥果(きちじょうか)」ともされています。

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お手入れのポイント

ザクロは環境への適応力が高く、日当たりがよい場所に植えれば、暑さ、寒さ、乾燥にも比較的強い樹木です。ただし放任すると、どんどん成長して大きくなり、枝も暴れてしまいますので定期的な剪定(せんてい)が欠かせません。またトゲがあるので、お手入れする時には気をつける必要があります。

落葉樹であるザクロの剪定適期は冬期。春に伸びた枝先に8月ころ次の年の花芽を付けます。花や実を毎年楽しみたいときは、結果枝(けっかし:花芽がついて開花、結実する枝)の剪定はひかえ、全体的に日光が木の内部の枝や幹まで行き渡るように剪定をしましょう。

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病害虫の被害はあまり見られない木ですが、日当たりや風通しが悪いと「アブラムシ」や「カイガラムシ」、「うどんこ病」などが発生することもあります。定期的に枝葉が茂りすぎないよう剪定して、病害虫が発生しづらい環境を整えるとともに、被害が心配されるときは、あわせて消毒をしましょう。

また、結実後に「シンクイムシ」などの害虫に実を食い荒らされることがあるので、予防のために実に袋かけをすることもおすすめです。

実の収穫を楽しむために

実ザクロは、雌雄同株(しゆうどうしゅ:雄花と雌花を同じ株で咲かせる樹木)で、両性花(りょうせいか:一つの花に雄しべと雌しべを両方もつ花)を付けるため、1本でも結実します。開花時期が梅雨と重なるので、花が咲いているときに雨が続くときには、晴れた日に筆などを使って花の中をなでて人工受粉をすると、結実をたすけます。

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また、春の枝葉が伸びる時期にくわえて、実を収穫した後には「お礼肥:おれいごえ」として、肥料を施しましょう。ザクロは肥料をよく吸収しますが、肥料分が多すぎると枝葉ばかりが成長し、かえって花付きや実付きが悪くなることもあるので、木の大きさや時期に合わせて適切な種類の肥料を施すことが大切です。

 

 

 

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