せいかつ緑化計画【日陰で育つ縁擬木「ヤツデ(八つ手)」】

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大きく手のひらのような形の葉をもつ「ヤツデ(八つ手)」。日本では古くから縁起木として親しまれてきたヤツデについて紹介します。

ヤツデの魅力

育てやすく、日陰でもすくすくと成長する低木常緑樹「ヤツデ」。漢字では“八つ手”と書きますが、20~40cmほどあるてのひら状の葉は光沢があり、ほとんどが7や9、11 などの奇数に分かれます。
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ヤツデの葉は、天狗がもつうちわに似ていることから別名テングノウチワ(天狗の団扇)とも呼ばれています。天狗のうちわには魔除け効果があるとされているため、ヤツデもおなじ効果があると伝えられました。
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葉は燃えにくいことから防火樹としの役割があります。また花の少ない冬に、小さな白花を手毬状に咲かせ目を楽しませてくれます。生け花にも使用され、光沢のある大きな葉は、花を引き立てるいいアクセントになります。

お手入れについて

乾燥を嫌うので、日照りのつづく夏場などは水やりをおすすめします。葉の色が悪くなったときは、油かすや緩効性化成肥料を与えるとつやのあるきれいな葉を保てます。

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害虫であるカイガラムシが発生することがあります。見つけ次第ハブラシを使ってこすり取りましょう。カイガラムシは、その排泄物によってすす病を併発する恐れもあります。

強くてよく育つ庭木なので、毎年剪定して大きさと樹形を保つことをおすすめします。株元からたくさん幹を出し、上へと伸びます。1年に一度、伸び過ぎた幹は切り戻し、古くなったものは間引くと全体的にまとまりのある樹形を保てます。

クイック・ガーデニングが手掛けた「ヤツデ」のお手入れ実績がご覧いただけます
●【Before&After】

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