2022年7月に設立した「滝川ファーム修善寺安全研修センター(以下研修センター)」。研修センターは空き家を簡易宿泊施設として大規模リフォームをし、近隣の耕作放棄地となっていた畑を技術研修用の土地として再活用しています。
このページではさまざまな取り組みをご紹介します。
<2024年1月26日更新>
設立時は地元の就労支援施設の方にも畑の管理を手伝っていただきながら、畑の空いたスペースに無農薬でじゃがいもを育てました。
野菜作りはまだまだ課題が残るのですが耕作放棄地を有効活用するため他の野菜にも挑戦していきたいです。
技術研修では剪定や草刈りに植栽、広い畑を活用した植樹の研修もしています。
職人の世界では「目で盗め」「背中を見て学べ」というイメージがありますが、当社の研修システムは一から丁寧に教えることを心がけています。
また先輩カットデザイナーから現場対応やお客様の要望をどのように加味しながら作業するかなど、サービスをよりよいものにできるように尽力しています。
カットデザイナー同士が寝食を共に過ごすため、研修だけではなくお互いの知識を深め、教科書だけでは学ぶことができない「植木屋」としての心構えなどを次世代につないでいく大切な場所になっています。
設立時は伊豆市役所と連携し、研修センター近くにある名所「旭滝(あさひだき)」の遊歩道の樹木など、無償で公共エリアをお手入れさせていただいています。過疎による労働力不足から、手入れが行き届かないと困っていたとのこと。
また去年は地元の介護施設のお庭を使用させていただき、お手入れさせていただいております。施設の方々にも喜んでいただくことができ、win-winの関係をこれからも広めていきます。
このような研修作業が地域貢献活動にもなっており、地元の方にも喜んでいただいています。その感謝の気持ちが研修をもっと頑張ろうと思える原動力にもなっています。
今後もこのような取組みを積極的に増やしていきたいと思います。
研修センターでは新人講習の中に事故防止プログラムを導入しています。
まずは初心者向けに剪定鋏、ノコギリ、チェンソーなどのメジャーな道具の安全な使い方を教えています。実際に実地研修する前に、まずはこの講習から始めます。
ちなみにチェンソーでも多い事故の一つが「キックバック」。
(キックバックとは・・・作業中に意図せずチェーンソーが作業者向きに急激に跳ね上がる現象で大怪我になりやすい事故です)
チェーンソーを使用する上で最も危険な現象の一つであるため、発生しやすい状況や過去事例を紹介しながら、発生メカニズムを理解してもらい、安全な使い方を指導しています。
広い敷地を利用して、安全に配慮しながら実際のキックバック体験もしています。
研修センターに新たにAED(自動体外式除細動器)を設置し、掲示板や回覧板で地域の皆様にお知らせさせていただきました。
AEDの設置だけではなく、いざというときのために使っていただけるよう、現在は区長とご相談させていただき、近隣住民の皆さまにAEDの使用の仕方をお伝えする機会も検討しています。
研修センターでは植木カットデザイナーの安全教育・技術向上を目的としておりますが、今後も地域社会との連携を見据えて様々な事業に取り組んでまいります。
2022年6月プレスリリース
「東京の植木屋が伊豆修善寺に「空き家」と「耕作放棄地」を再生利用した研修施設を開設!」▶
2022年8月11日『伊豆日日新聞』に当社記事が掲載
地元新聞『伊豆日日新聞』に当社の取り組みが掲載され、また研修センター所在地である大平地区では当時地元の方にも回覧板でお知らせさせていただきました。
掲載後は嬉しい反響がある中で、地元の方からお庭に関するご相談をいただく機会が増えました。
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